海草と植物の違い

海草と植物の違い

海草と植物の違い

- 概要 -

海草とは、海の中や近くに生息している水草である。植物とは、一般的には、動物の対比する生物区分として、草木の総称として用いられる。

- 詳しい解説 -

海草とは、海の中や近くに生息する水草である。「海草」と表記した場合は、陸上の植物同様、根、茎、葉があり花が咲き種子を持っているものを指す。その為、同じく「かいそう」と読む「海藻」と混同されることが多い。混同を避ける為、「海草」を「みずくさ」と表記したり発音したりすることもある。

植物とは、一般的には、動物の対比する生物区分として、草木の総称として用いられる。植物の定義は、時代とともにかなり変わっている。その移り変わりも早く、親と子であっても学校で習ったことがまったく違うということもある為、辞書や辞典などの書物を参考にする際は、出版された年数の確認など注意が必要である。例えば、前述の海藻や海草も、植物に含まれるとされ、そのように教えられている世代と、植物には含まれず、別の種として分類されるとされ、そのように教えられている世代もある。その為、植物という表現をあえて避けることさえある。

ただ、分類学での話であって、動物の対比として、大きい意味で植物という語を用いることにそれほど神経を使う必要はない。