インクの顔料系と染料系の違い

インクの顔料系と染料系の違い

インクの顔料系と染料系の違い

- 概要 -

顔料系は、にじみや色あせが少なく、耐水性、耐光性がある。染料系は、鮮やかで発色がよく、画質もよく表現できる。

- 詳しい解説 -

顔料系インクは、塗料が固まりの状態で印刷面に分散しており、印刷面に吸収されたり広がったりしない為、にじみが少ない、また耐水性が高く、耐光性も高い。ただ、写真などの細かな色描写には向いておらず、鮮やかな表現が必要な場合は劣ると言える。その為、文字の印刷などに向いていると言える。


染料系インクは、塗料が印刷面に溶け込み広がっていんさるされる。その為、幾つもの色を重ねて印刷される写真などを鮮やかに印刷することができる。ただ、溶け込み広がる為、文字など特に細かい文字や細い線の描写だと、にじんでしまうことある。

使用用途が文字印刷がメーンの場合は顔料系インク、写真印刷がメーンならば染料系インクを選ぶのがいい。

それぞれの利点を生かす為に、黒インクを顔料系インク、カラーインクを染料系インクと使い分けるプリンタも存在する。