- 概要 -
怒りは、その様子が表れており他の人にもわかる状況である。憤りは、内面の感情である。ただ、外面にその様子が出ていなかったとしても怒りより大きな感情の場合が多い。
- 詳しい解説 -
大きなくくりで言えば「怒り」も「憤り」も、腹を立て不満をいただくことであるが、「怒り」は日常の小さなことから大きなことにまで用いられる。そして多くの場合、その感情が表れており他の人に伝わる状態である。怒りの感情をいただいている人が正しく、怒るのが当然な状況もあるが、怒る正当性はなく勝手に怒っている場合もある。
一方、「憤り」は自身の正当性や一般的な常識を破られた場合に感じる怒りの場合が多い。憤りは外面に現れておらず、内面の感情にとどまっている場合もあるが、上記のように、怒りより深刻でより大きな感情である場合が多い。
また、怒りが燃え上がる炎のように攻撃的であるのに対し、憤りは悲嘆する感情も含まれており、怒りの感情とともに、その状況を悲しみ嘆いている感情である。