- 概要 -
後片付けも跡片付けも同じ意味であるが、後片付けは、汚れた、散らかった(後)に、片付ける。跡片付けは、汚れた、散らかった(跡)を、片付けるの違いである。
- 詳しい解説 -
後片付けと跡片付けは、何かをした後に片付けるのかと何かをした跡を片付けるかの違いの為、正確には言葉の意味は違うと言えるが、どちらの表現をしても日常の生活において、意味が伝わらないということはない。
通常、あと片付けを行うシチュエーションは、常に、何かをした後であり、その何かした跡を片付けるというシチュエーションの為、「後片付け」「跡片付け」どちらを使ったとしても問題がない。そのため多くの辞書で同じ項目に同じ意味といて記述されている。
ちなみに、「立つ鳥跡を濁さず」は「跡」が用いられている。もちろん「立つ鳥跡を濁さず」とは、あと片付けをすることだけを指す言葉ではないが、例えば、特別汚したわけではなくても、ホテルなどを去る際に簡単にあと片付けをするのは、「跡片付け」の方を用いる方が適切かもしれない。